ありがとうございます グッピー本店です Aquarium Specialist Guppy Honten.
 

飼ってみよう

セッティング

0. 選ぶ

  • 何処に置きたいか(水槽サイズ)。
  • どのような外見が好みか(水槽デザイン)。
  • 何をメインに飼育したいか。
を大まかに決めましょう。
 飼育するお魚によって好みの水質が異なりますし、 お魚の飼育中には様々なことが起きるでしょう。 ですので、信頼できるお店で、相談しながら決定すると良いでしょう。

Q.この水槽で○○を何匹飼えますか?
A.
 例えば60cm水槽で、カージナルテトラのMサイズなら1000匹程度飼う事はできます。
 どこまで育てたいか、どこまでリスクを負うかなど、飼育者にしか決められないものに大きく左右されますし、 手腕にもよりますので、まずは少ない数から始め、観察しながら感覚を育てて下さい。
「この水槽で○○を△匹飼いたいのですが、入れ過ぎですか?」にしましょう。

何を飼おうかな?

何処に置こうかな?

どんなデザインにしようかな?

1. 設置場所を決める

 水槽に水を入れてしまうと非常に重くなり、後で移動するのは大変で危険ですので設置場所は慎重に決めましょう。
  • 重さに耐えられ、歪みの無い台の上に置く。
  • 直射日光が当たらない所に置く。
  • 器具類を動かすので、コンセントが近くにあること。
  • 玄関は温度が変わりやすく人の行き来も絶えないので、できるだけ避けましょう
 

2. 水槽をセットする

 水槽は一度洗ってからバックスクリーンを貼ります。
歪んだ台を使ってしまうと、後で水漏れ、最悪の場合には水槽が割れてしまいますので 注意しましょう。

3. ろ過器(フィルター)の準備

 ろ過器にろ材(砂利やスポンジ)を入れて準備します。
  • ろ材も洗ってから入れましょう。
  • pHを調節してくれるろ材もあります。
「ろ過って何?」もお読み下さい。
 

4. 砂利を敷く

 底面フィルタの場合や水草を植える場合を除いて、砂利は入れても入れなくても構いません。
  • ごみ・あくをよく洗い流してから入れましょう。
  • ソイル系の砂(土のような見た目の、養分を含んだ底砂)は、洗ってはいけません。
  • 水草を植える予定がある場合は、4cm程の厚さがあると植え易くなります。
  • 底面フィルタの場合は、砂利の厚さを水槽内で一定にしましょう。
  • 飼いたいお魚の種類によっては、使った方が良い砂、使わないほうが良い砂もあります。

5. レイアウト(先に水をいれてもかまいません)

 流木や岩、模型などを配置します。
  • 水槽に入れるものはよく洗ってから入れてください。
  • 流木は、あく抜き済みの物を購入するか、 市販のあく抜き剤を使ってできるだけあくを抜いてから入れるほうが良いでしょう。
Q.流木や石は入れなければならないの?
A.
 入れておいた方が良い場合もありますが、入れなければならないものではありません。

6. 水を入れる(カルキ抜きを忘れずに)

 水槽に水を入れます。通常は水道水を使います。
  • 砂利などを巻き上げないように静かに入れましょう。
  • 川の水などは、病原菌などが大量に潜んでいる場合があります。ご注意下さい。
  • 浄水器を通した水は、硬度が必要以上に下がる場合がありますのでご注意下さい。
 水道水にはカルキ(塩素系消毒剤)が入っています。 消毒剤ですから、水中の生き物には悪影響を与えてしまいますので、 水を注ぎ終わったら、カルキ抜き剤を入れます。

7. 器具類の始動

ろ過器(フィルター)やヒーターをセットして電源を入れましょう。
  • ヒーターは、必ず水中に入った状態で電源を入れます。
    ※ 空中での空焚きは過剰な発熱・故障などの事故を招きます。
  • ヒーターの温度調節ツマミで温度を設定して、温度計もセットしましょう。
    ※ 大概の熱帯魚は25℃近辺。購入予定のお店で目的のお魚の飼育温度を聞きましょう。
Q.夏はヒーターは不要ですか?
A.
 温度の急激な変化は、人間だけでなく魚にも良くありません。 夏場でも、夜間に急に冷え込むこともありますし、 設定温度より高い場合にはヒーターはオンにはなりませんので、 基本的にはヒーターを入れておいた方が良いでしょう。

■ 1日待ちましょう

 生き物の飼育は、焦らずゆっくり行うほうが上手くいきます。 水質の確認には1日、お魚導入はできれば3日待ちましょう。

Q.なぜ1日待つの?
A.
 まだ温度も安定していませんし、例えばこの時点でpH(ペーハー:水の酸性・アルカリ性)を調節しても 水道水に含まれる二酸化炭素が抜けていくので、翌日にはpHが上がってしまいます。
 また、理屈はハッキリわかりませんが、その日に注いだ水と翌日まで待った水では、 魚を入れた場合の調子が経験上確かに違います。
 丈夫な水草でしたら、この時点で入れても良いでしょう。


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